夜景遺産認定地
さがいんたーなしょなるばるーんふぇすた「ら・もんごるふぃえ・のくちゅーん」
佐賀インターナショナルバルーンフェスタ「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」年に一度、佐賀県佐賀市の嘉瀬川河川敷を中心に佐賀平野中西部の広範囲で秋に開催されるアジア最大の熱気球競技大会。国内外から十数ヵ国が参加し、イベント全体では熱気球110機前後の規模となる。
年に一度、佐賀県佐賀市の嘉瀬川河川敷を中心に佐賀平野中西部の広範囲で秋に開催されるアジア最大の熱気球競技大会。国内外から十数ヵ国が参加し、イベント全体では熱気球110機前後の規模となる。1978年、福岡県甘木市で開かれた「バルーンフェスタin九州」という小さなバルーンミーティングが佐賀平野会場に移され、1980年に第1回が開催。これまでに世界選手権が1989年と1997年の2回、日本選手権が21回(2011年時点)開催されている。競技は気流が安定している早朝と夕方に実施され、昼間はシェイプドバルーン等がフェスタの目玉。佐賀市における年間観光客数の4分の1を占め、同時期開催の「唐津くんち」をも上回り最も人出が多い。1989年には117万人の人出を記録し、以降は毎年80万人程度の人出がある。「憩いの広場」では飲食や土産物など百店舗以上が出店し、ステージではコンサートや物産展等、多くの人で賑わう。期間中の見どころのうち日本夜景遺産に認定されたのが、夜間係留「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」。「モンゴルフィエ」は、初めて熱気球を作成して飛ばしたモンゴルフィエ兄弟に由来し、「ノクチューン」はフランス語で「夜想曲」という意味をもつ。バーナーの炎によって約50機のカラフルな熱気球が一斉に彩られた光景は多くの来場者に驚きと感動を与えるが、漆黒の夜空に浮かび上がるその姿は同時に、夜の抒情的な美しさをも感じさせる。そのほか同時開催イベントとして、市内中央大通りで「サガ・ライトファンタジー」なども実施。佐賀県においては初の日本夜景遺産認定となる。