夜景遺産認定地
ながさきらんたんふぇすてぃばる
長崎ランタンフェスティバル長崎在住の華僑の方々が中国の旧正月(春節)を祝うための行事として、昭和62年から「春節祭」として長崎新地中華街を中心に行われきたが、平成6年から規模を拡大。「長崎ランタンフェスティバル」として、長崎の冬を彩る一大風物詩となった。長崎新地中華街はもとより、浜市・観光通りアーケード等の市街中心部にランタン(中国提灯)が飾られ、湊公園をはじめとする各会場には、大型オブジェが飾られている。
長崎在住の華僑の方々が中国の旧正月(春節)を祝うための行事「春節祭」として1987年から長崎新地中華街を中心に行われきたが、1994年から規模を拡大。「長崎ランタンフェスティバル」として、長崎の冬を彩る一大風物詩となった。長崎新地中華街はもとより、浜市・観光通りアーケード等の市街中心部に約1万5千個のランタン(中国提灯)が飾られ、湊公園をはじめとする各会場には、大型オブジェが飾られている。湊公園会場には、毎年の干支にちなんだメインオブジェが設置され、2009年は高さ8mにも及ぶ「金牛」だった。その他、「龍船・鳳凰船」「七福神」など大型オブジェも新たに登場した。期間中、各会場では龍踊り、中国雑技、中国獅子舞など、中国色豊かなイベントが15日間繰り広げられる。特に、「皇帝パレード」や、江戸時代に長崎に入港した唐船の乗務員たちが航海安全の神様を唐寺へ安置する様子を再現した「媽祖(まそ)行列」は盛り上がりを見せる。鮮やかな色、ユニークな形態のランタンにより、街のあちこちが極彩色に光輝く様は異国情緒溢れる夜景の極みで、ライトアップのみならず歴史文化ライトアップ遺産としての価値も高い。新地中華街のエリアの一部では、ランタン(提灯)の装飾に使用される白熱電球を電球型蛍光ランプに切り替えて、CO2の排出量の削減に取り組んでいる(2009年)。2019年には、「スカイランタン」が初登場。出島の夜空に美しいランタンの灯りが舞う。