夜景遺産認定地
じゅひょうらいとあっぷ
樹氷ライトアップ世界でも珍しい樹氷を眺められる山形蔵王スキー場は、「日本三大樹氷」のひとつで、東北最大級のスノーリゾートとして知られる。樹氷は東北地方を縦断する奥羽山脈のごく一部の山でのみ確認されているが、山形蔵王は他の地域よりもスケールが大きい。
世界でも珍しい樹氷を眺められる山形蔵王スキー場は、「日本三大樹氷」のひとつで、東北最大級のスノーリゾートとして知られる。樹氷は東北地方を縦断する奥羽山脈のごく一部の山でのみ確認されているが、山形蔵王は他の地域よりもスケールが大きい。ロープウェイを使って安全に鑑賞でき、かつライトアップされている樹氷は唯一ここ蔵王だけ。発見当初、地元では“雪の坊”と呼ばれたが、今では美しい雪の怪物のように見えることから“アイスモンスター”“スノーモンスター”とも呼ばれる。樹氷は、空気中の0°以下に冷やされた水分が、強風に吹き付けられて、常緑樹であるアオモリトドマツの枝や葉に着氷し成長したもの。日中の白銀に輝く世界も見事だが、闇の中に色鮮やかにライトアップされた樹氷はさらに幻想的な気分に導く。山頂まではロープウェイで約20分。窓からは360°のライトアップされた樹氷原を眺めることが可能。後方を振り返ると、山形市街、蔵王温泉の夜景も眺められる。標高1,661m地蔵山頂駅を降りると、ひとつとして同じ形のない無数の巨大な樹氷を心ゆくまで楽しむことができる。地蔵山頂駅展望台でも360°広大な樹氷原を一望でき、こちらも人気の撮影スポットだ。寒いのが苦手な方には暖かいレストランの中の大きな窓からも間近に迫る樹氷の景色を体感できる。暖房付の特殊車両・新型雪上車“ナイトクルーザー号”に乗車し、間近に樹氷ライトアップや霧氷を体験するツアーもある。